2023年7月15日放送の世界一受けたい授業で、5つの熱中症対策について紹介されました!
5つの熱中症対策
紹介された5つの熱中症対策は、下記の通りです。
1つずつ紹介していきます。
①熱くなったら手のひらを冷やす
体が熱くなった初期段階では、体の手のひらを冷やすと良いです。
手のひらには、体温調節をつかさどる特殊な血管の「AVA血管」があります。
AVA血管とは、全身に血液を送る動脈と心臓に血液を戻す静脈を結ぶ血管のことです。
AVA血管は普段は閉じていますが、体温が高くなると大量の血液を流して熱を放出します。
そのため、手のひらを冷やすと冷えた血液が全身をめぐり、体温上昇を抑えられます。
②ハンディファンを正しく使う
人の体は、暑さを感じると汗をかいて体温を下げようとします。
体温が下がるのは、汗が蒸発するときに体の熱を奪う気化熱によるものです。
しかし、気温35℃以上でハンディファンを使うと、汗をかいても体内にこもった熱を奪う前に汗が蒸発してしまうため、体温調節の機能を妨げてしまいます。
③かくれ脱水は爪の色を見る
指先は細い血管が集中していて、循環機能の変化があらわれやすいため、脱水気味と判断するのに適しています。
そこで、簡単にできる爪のセルフチェックをしましょう!
■爪のセルフチェックのやり方
まず、手の親指の爪の先を逆の指で押します。
押した指を離したときに、すぐにピンク色に戻れば正常です。
元に戻るまでに3秒以上かかるようであれば、脱水の疑いがあるため注意しましょう。
④熱中症対策には塩バナナスムージーがおすすめ
バナナは、汗をかくことで失われるカリウムの含有量が果物の中でトップクラス!
そこで熱中症対策としておすすめなのが、塩バナナスムージーです。
材料は下記の通りです。
■塩バナナスムージーの材料
・バナナ:1本
・牛乳:240ml
・塩:ひとつまみ
※汗で失った塩分補給のために塩を入れます
バナナ、牛乳、塩をミキサーに30秒ほどかけるだけで完成です。
スタジオにいた前田敦子さんが、実際に塩バナナスムージーを飲んだ感想として「塩気が甘みを増すのですごくおいしい」とおっしゃっていました。
⑤最も注意するのは睡眠中
睡眠中は、知らないうちに汗が蒸発しています。
熱帯夜になると汗の量が500ml以上と、想像以上の水分を失っています。
実は、熱中症で最も注意が必要なのが睡眠中。
さらに、寝る時のエアコンで推奨される室温が26~28℃未満で、湿度が40~60%です。
現在異様な暑さが続いていますので、紹介した5つの熱中症対策をおこない、自分の身を守りましょう。