9月3日(日)のヤクルト対阪神の試合後に、X(旧Twitter)上で「ゴミ球団」のワードがトレンド入りする事態になりました。
ゴミ球団とは何のことを指しているのでしょうか?
ヤクルトの死球状況の一覧と死球数も調査しました。
★関連記事
→ヤクルトの死球はわざと?2023年のヤクルトの死球がなぜ多いのかを考察
→西武ライオンズ・山川穂高の移籍先がソフトバンクと言われている5つの理由|今後移籍はどうなる?
ゴミ球団ヤクルトとは何のこと?
X(旧Twitter)で話題になっている「ゴミ球団」ヤクルトという言葉は、他球団のファンなどから死球数が多いヤクルトスワローズに向けられた言葉です。
また、死球が多いだけでなく、死球を当てた後のヤクルト側の対応についても向けられた言葉ともいえます。
9月3日(日)のヤクルト対阪神の試合では、阪神が7-0と大きく勝ち越している状況で、ヤクルト・山本大貴投手の投げた球が阪神・近本光司選手の右わき腹にぶつかる事態に。
実は、近本選手は7月の巨人戦で高梨雄平投手から死球を受けて復帰したばかり。
よって、阪神タイガースをけん引する近本選手がまたぶつけられてしまったため、阪神ファンの怒りは最高潮に達しました。
さらに、近本選手が途中交代した後も投げ続けた山本投手が無失点に抑えた際に、ヤクルトのスタジアムDJを務めるパトリック・ユウ氏が「ナイスピッチング山本!」とアナウンスしたことで、さらに炎上。
しかも、ヤクルト側のこういった対応は今回が初めてではなかったことも、批判を浴びた要因の一つです。
例えば、8月19日のヤクルト・中日戦では、ヤクルト・木沢尚文投手が中日・石川昂弥選手の頭部に死球をあててしまい、石川選手は担架で搬送され、木沢投手は退場処分になったときのことです。
ヤクルトが勝った試合の後、田口投手が恒例の勝利の舞をおこなってしまい、多くの批判の意見が寄せられました。
したがって、ヤクルトスワローズの一向に減らないデッドボールと、デッドボールを当てた後のヤクルトスワローズの対応に怒ったファンが、ヤクルトに向けて「ゴミ球団」と言って激怒しているのです。
2023年のヤクルトスワローズの与死球数
ここで、ヤクルトスワローズの死球数を確認してみましょう。
※9/3終了時点の与死球数(丸数字は順位)
①阪神:40
②広島:34
③DeNA:36
④巨人:54
⑤ヤクルト:58
⑥中日:41
やはり、セリーグの中で一番与死球数が多いのが、ヤクルトスワローズです。
与死球数の最小チームは広島で、ヤクルトとの差はなんと24個。
ヤクルトスワローズは印象に残るデッドボールも多いですが、やはり与死球数も多い状況です。
しかも、9/3終了時点で、被安打・被本塁打・奪三振・失点・自責点もセリーグでワーストです。
投手の成績が悪いために内角を突くものの、コントロールが効かずにデッドボールになっているケースが多いということかもしれませんが、バッターはたまったものではありません。
→ヤクルトの死球はわざと?2023年のヤクルトの死球がなぜ多いのかを考察
→西武ライオンズ・山川穂高の移籍先がソフトバンクと言われている5つの理由|今後移籍はどうなる?
ヤクルトの主な死球一覧
ヤクルトスワローズのデッドボールによる主な被害状況一覧を見てみましょう。
日付 | 投手 | 打者 | 状況 |
---|---|---|---|
8/13(日) | 今野 | 阪神・梅野 | 梅野選手は左手首の骨折で今季絶望 |
8/19(土) | 木沢 | 中日・石川昂 | 石川昂選手は担架で運ばれて途中交代、木沢投手は危険球で退場 |
8/23(水) | 小川 | 巨人・坂本 | 坂本選手の頭付近に向かった球をなんとか避けて手に死球。しかし高津監督がリクエストを行い批判を受ける |
8/29(火) | 高梨 | 中日・石川昂 | 死球にはならなかったものの、中日・石川昂選手の顔付近を球が通過 |
9/3(日) | 山本 | 阪神・近本 | 近本選手の右わき腹にデッドボール。近本選手は途中交代し、検査の結果打撲と診断 |
表でみると、改めて死球の中でも危険な場面が多いことが分かります。
死球は選手生命にかかわるので、危険な箇所へのデッドボールは本当にやめていただきたいです。
SNS上では報復死球という言葉もトレンド入りしていますが、死球合戦にならないことを切に願います。
ヤクルトの投手コーチは誰?
★関連記事
→ヤクルトの死球はわざと?2023年のヤクルトの死球がなぜ多いのかを考察
→西武ライオンズ・山川穂高の移籍先がソフトバンクと言われている5つの理由|今後移籍はどうなる?
こんなにも死球の被害が相次いでいる、ヤクルトスワローズの投手コーチは誰なのでしょうか?
2023年のヤクルトの一軍投手コーチは、伊藤智仁氏と石井弘寿氏です。
伊藤氏も石井氏も、現役時代はバリバリ活躍されて実績もある2人です。
これ以上死球による被害者を出さないように、ヤクルト投手陣に指導をしてほしいものです。